2007年5月の季節便り
- 5月1日 小野路・図師
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篠竹が刈り払われて広々とした谷戸。大きなコナラの木が立っている。
藤の花が咲いている。
ため池の近くで、カルガモの夫婦。
鳥の巣が落ちていた。メジロの巣だろうか。
脱皮したてのヨコズナサシガメ。
イチモンジカメノコハムシ。
- 5月2日 小野路
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庭のコデマリに虫がいろいろ。虹色に輝くアカガネサルハムシ。
小さなヒラタハナムグリ。名前の通り腹部がつぶれたように平たい。
ハリカメムシ。
(下左)ビオラにいた幼虫。調べてみるとミドリヒョウモンのようだ。
(下右)ミヤコワスレに来ていた小さな蜂。
コハナバチかヒメハナバチの仲間だが、区別が付かない。
- 5月3日 多摩市
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連休にふさわしい初夏のような陽気。青空を背景にミズキの花。
植栽されたツツジが咲き始め、ケヤキの新緑に映えている。
- 5月4日 大地沢〜草戸山
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町田の西北部にある大地沢青少年センターにやって来ました。
沢沿いに境川源流に向かって歩いて行く。
キショウブの群落。
まだイチリンソウが咲いている。
ウマノアシガタ。
チゴユリ。
ミヤマキケマンだと思うが、葉の切れ込みが少ない。
ジロボウエンゴサク。
ヤマエンゴサクは花の色が青く、苞が細かく切れ込んでいる。
カクムネベニボタルのオスは触角の枝分かれが長い。
カワトンボのオス。
ウスバシロチョウ。
ミヤマカラスアゲハ。
尾根を乗り越え城山湖を一周してから、町田の最高峰、草戸山へ。
木の間越しに城山湖を見ながら、尾根道を歩くのも楽しい。
ハンショウズルの蕾。
アカメガシワの若葉。
ツリバナの花。
高尾山口に下りると人の群れでごった返していて、とろろ蕎麦はあきらめて帰る。
- 5月5日 小野路・図師
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今日も良い天気。藤の花。
ミズキの花。
この辺りの谷戸は湧き水が豊富で、側溝にもきれいな水が流れている。
ため池のほとり。水が多いと生物相も豊か。
畑のサヤエンドウがかわいらしい花を付けている。
オオジシバリ。
今の時期、田んぼのあぜ道はお花畑のようだ。ハハコグサなど。
レンゲなど。
雑木林の中では、ササバギンランも咲いている。
イヌセンボンタケ。
ヒメクロオトシブミ。
(下左)イタドリハムシ。
(下右)ナラノチャイロコガネ。
- 5月8日 小野路・図師
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(左)窓辺は緑に染まり、いつの間にか季節は初夏に。
(下)落ちて蜘蛛の巣に引っかかっていた藤の花。
(左)谷戸では、朝露の中でムラサキサギゴケ。
(下)ニガナの花。
(左)ミドリハコベ。->ミミナグサの間違いです。かぜくささんにご指摘をいただきました。ありがとうございます。
(下)トウバナ。
(左)道端でニワゼキショウが咲き始めた。これは白花。
(下)赤花の方が多いかな。
(左)雑木林の中ではマムシグサが咲いている。
(下)キンラン。樹木と外菌根を形成する菌根菌と共生関係にあるので、移植しても育たない。
(左)今の季節を竹の秋と言うように、モウソウチクが黄葉している。
(下)ヤマザクラの倒木に発生したアミスギタケ。
(左)アミスギタケの別の個体。名前に「杉」が付くのは、杉の木に発生するからではなく、
傘表面のササクレが杉の木肌に似ているからだそうだ。
(下)裏側は「網」状。
(左)ニホンカナヘビ。
(下)オオシマカラスヨトウかナンカイカラスヨトウの幼虫。区別は難しいようだ。
(左)ミイデラゴミムシ。
(下左)ムナグロツヤハムシ。
(下右)ヒシモンナガタマムシ。
(下左)チュウガタコガネグモ。
(下右)腹側から見たところ。
- 5月9日 小野路・図師
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(左)畑の脇の花壇にオダマキが咲いていた。
(下)マツヨイグサも。
(左)道端でタツナミソウが咲き始めている。
(下)キジムシロは咲いている期間が長い。
(左)ユウマダラエダシャク。
(下)ベニカミキリ。
(左)イチモンジチョウ。
(下左)ジャコウアゲハ♀。
(下右)カラスアゲハ。
(下)おそろいのアリノスアブ(またはその仲間)。
- 5月10日 小野路
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(下左)ホソオビヒゲナガ♂。
(下右)ヒメウラナミジャノメ。
- 5月12日 小野路・図師
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(左)初夏の花エゴノキが咲き始めた。
(下)こちらは春の花キブシが実になっている。
(左)ハコネウツギ。まだ咲き始めで赤くない。
(下)林床ではアマドコロが咲いている。
(左)アヤメの花。
(下)畑の隅で咲いているキンセンカ。
(左)谷戸に出る。
(下)ニワゼキショウ。
(左)あぜ道ではノアザミや、
(下)ミヤコグサが咲いている。
(左)カサスゲの群落。
(下)コウヤワラビの若葉。
(左)ガビチョウがヨシの間からこちらを伺っている。
(下)ホオジロ。餌をくわえている。
(左)ジョウカイボン。
(下)シオヤトンボ♂。アリがちょっかいを出そうとしている。
(左)クマバチが道の上でホバリングしている。
(下左)コミスジ。
(下右)ルリマルノミハムシ。
- 八王子市:大栗川
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午後は久しぶりに自転車で、お隣の八王子市まで散歩。
(左)公園のベニバナトチノキ。
(下)流れに沿ってシランが植えられている。
(左)大栗川沿いの遊歩道にキツネアザミが咲いていた。
(下)ヘラオオバコはヨーロッパからの帰化植物。
(左)不思議な植物ヤセウツボが沢山見られた。
葉緑素を持たずマメ科植物などに寄生する、
アフリカ北部からヨーロッパ原産の帰化植物で、最近いたるところで増えているそうだ。
ここではアカツメクサに寄生しているようだ。
- 5月15日 小野路・図師
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(左)ため池に行く道。草が茂り、雑木林の緑色は濃くなった。
(下)ため池の畔。
(左)池の中に生えているアカメヤナギが咲いている。
(下)ホオノキの花。
(左)マルバウツギが流れの脇などで咲き始めている。
(下)ノイバラの花も。
(左)谷戸の斜面で咲いているタツナミソウ。
(下)ササバギンラン。
(左)田植え前の水田でイグサが咲いている。
(下)ゼンマイの葉に鎮座しているニホンアマガエル。
数十センチ程の大きさで、オオイヌノフグリに似た花を付けた見慣れぬ植物を発見。
葉に小さいがはっきりした鋸歯が有る点は、在来のカワヂシャに似ているが、
花に紫色の筋がはっきり見え、果実の残存花柱が長いことから、帰化植物のオオカワヂシャだろう。
(左)イオウイロハシリグモ。
(下)ヤマサナエ。そろそろ田植えの時期も近い。
(左)コチャバネセセリ。
(下左)ツマオビアツバ。
(下右)ホタルガの幼虫。
(下左)クロスジヘビトンボだろうか。
(下右)ハムシの仲間。
- 5月16日 小野路・図師
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(左)タンポポの綿毛がある散歩道。
(下)スイカズラの花がそこここで。
(左)雑木林に行くとオカタツナミソウが咲いている。
(下)ウグイスカグラの実。
(左)タチツボスミレも実を付けている。
(下)金平糖のようなケキツネノボタンの実。
(左)ムネクリイロボタルのオスは櫛状のヒゲ。
(下左)ギシギシにコガタルリハムシがいっぱい。
(下右)アトボシハムシ。
(左)ツチイナゴ。
(下)まだ小さいヤマシロオニグモ。獲物はツマグロオオヨコバイのようだ。
- 5月17日 多摩市・川崎市
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(左)嵐のような雨が上がり、急に晴れてきた。水溜りに写った木の若葉と木漏れ日。
(下)中野島駅で、上に伸びた光芒が見られた。
- 5月18日 小野路・図師
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(左)緑の色濃い雑木林の散歩道。ニガナが咲いている。
(下)フタリシズカの花。
(左)帰化植物化しているトキワツユクサ。
(下)アメリカフウロ。
(左)コンフリーも雑草化している。
(下)ハコネウツギ。
(左)ナツミカンの花。
(下)日陰にいるコジャノメ。
(左)ナワシロイチゴに来ていたヒガナガハナバチの仲間。メスなのでヒゲが短い。
(下左)アカシマサシガメ。
(下右)ヨコヅナサシガメ。
(下左)クワハムシ。
(下中)エグリトラカミキリ。
(下右)オオヒラタシデムシ。
- 5月19日 野津田
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野津田町の薬師池公園から野津田公園辺りを散歩する。
(左)思わぬところに広い畑が広がっている。
(下)クサフジ。
(左)エゴノキは突然に満開になる。
(下)大賀蓮の池。
野津田公園のバラ園。
やはり薔薇の花の美しさは格別。
(左)ヒメアシナガコガネが花にもぐりこんでいる。
(下)サトキマダラヒカゲ。
(左)夕方になり雷雲が出てきた。
(下)長い道のりを急いで帰る。
- 5月20日 小野路・図師
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(左)快晴で驚くほど青い空が広がっている。
(下)竹林は黄葉し、葉が落ちて明るい。
(左)ガマズミが満開。
(下)エゴノキの花。
(左)帰化植物のセリバヒエンソウ。勢力を広げているようだ。
(下)エナガの若鳥の一群がにぎやかに鳴きながら通り過ぎて行く。
(左)ノイバラにコマルハナバチが来ている。
(下左)ヤブヘビイチゴを食べているコアオハナムグリ。
(下右)トホシテントウ。
(左)ダイミョウセセリ。
(下左)シロヒシモンコヤガ。
(下右)がっしりしたヒメギスの幼虫。
- 5月22日 小野路・図師
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日一日、夏になっていく。今朝はホトトギスが鳴いていた。
(左)エノキに実が出来始めている。
(下)白花のオカタツナミソウ。
(左)谷間に行くとハナミョウガが咲いている。
(下)サイハイランを発見。
(左)雑木林でクヌギカメムシ。
(下左)触角が立派なヒゲナガハナノミ♂。
(下右)地面近くを飛び回っているヒゲブトハナムグリも、オスの触角がトナカイのようだ。
- 5月24日 小野路・図師
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(左)竹の落ち葉で、坂道が滑り台状態。
(下)モミジイチゴの実。
(左)オヤブジラミの実。
(下)ユキノシタが咲き始めている。
(左)水田に水が引き込まれた。
(下)餌を探しているハクセキレイ。
(左)ため池のカルガモ。
- 5月26日〜27日 南伊豆の旅
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5月26日 南伊豆:下田〜爪木崎
5月27日 南伊豆:須崎
- 5月29日 小野路・図師
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(左)満開のエゴノキ。
(下)ため池にヤマザクラの実が落ちていた。
(左)鈴なりのウグイスカグラの実。
(下)ヤマグワの実。
(左)テリハノイバラの花。
(下)ウツボグサが咲き始めている。
(左)毒をもつヤマカガシは気が強いのかあまり逃げようとしない。
(下)ノアザミに陣取っているヤブキリの幼虫。
(左)樹液に集まるクロヒカゲとサトキマダラヒカゲ。
(下)ゼフィルスの先陣を切ってアカシジミが登場。
(左)咲き始めたイボタノキにコマルハナバチ♂。
(下)ヒルザキツキミソウにはハナアブ。
(下左)イチモンジカメノコハムシ。
(下中)越冬したクロコノマチョウの秋型だろうか。
(下右)ホシオビホソメイガ。
(下左)ヒメヒゲナガカミキリ。
(下中)セボシジョウカイ。
- 5月31日 小野路・図師
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(左)丘の上は見晴らしが利いて気持ちが良い。
(下)ため池もすっかり夏の装い。
(左)杉の切り株にミドリスギタケ。
(下)テングチョウ。
(左)イボタノキの花にイチモンジチョウがよく来ている。
(下)ヒメカメノコテントウにはこのように亀甲模様が無いタイプもいる。
(下左)緑色の目をしたハエの仲間。たまに見るのだが名前が解らない。
-> マツムラヒメアブかも知れません。しかしアブの情報はとても少ないようです。
これだけ特徴があってもなかなか調べられません。これから研究するには狙い目かもしれないですよ。
(下中)オジロアシナガゾウムシ。(下右)ヨツボシモンシデムシ。
(下左)モンキアワフキ。(下中)クワキヨコバイの一種。(下右)マドガ。
(下左)コトビモンシャチホコ。(下中)ヤサガタアシナガグモ。
1年前は...
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