2005年8月 岩手
- 8月19日 岩手:姫神山
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岩手山と並んで盛岡を代表する姫神山にやって来ました。
均衡のとれた端正な山で、標高は1124mしか無いがなかなか登りでが有る。
山頂は花崗岩の岩と草原で、360度の展望が有る。
...筈だが、霞んでいて岩手山もうっすらとしか見えないのは残念。
それでも、2〜3羽のトビが尾根上を舞っているのを眼下に見るのは気分が良い。
(左)コエゾゼミ。
(中)ヤマハハコにヒゲナガハナアブの一種。
(右)アカハナカミキリ。
(左)ここにもいました。へんてこりんな虫、マエグロハネナガウンカ。(ウスマエグロハネナガウンカかもしれない。)
幼虫は茸を食べるらしい。しかし大きな翅だが、どうやって飛ぶのだろう?
(右)アオカミキリモドキ。
(左)ミネウスユキソウ。
(右)ソバナ。
(左)登山道の周りにはノブキの花が多い。
(中)ヤマジノホトトギス。
(右)ジャコウソウ。
林の中ではクサボタンの花も多い。
独特の薄紫色の花は、花弁ではなくガクだそうだ。
(左)クルマユリ。
(右)林道に出ると道端にキツリフネの花が目に付く。
ホウキタケはこんなに綺麗なのか!
姫神山の妖精のようだね。
おまけで滝ノ上温泉へ。鳥越ノ滝の上からはそこらじゅうから湯気が出て、
いかにも山奥の秘湯の雰囲気に溢れている。
午後の陽射しの中ではいる山小屋の温泉は、のどかで最高の気分。
- 8月20日 岩手山
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網張の国民休暇村からリフトを乗り継いで犬蔵山に。
リフト山頂付近にはヨツバヒヨドリの大群落が有る。
目指す岩手山はまだまだ先に。
(左)サンカヨウの青い実。
(中)ギンリョウソウも実になっている。
(右)モウセンゴケは花が咲いている。
鬼ケ城を見上げながら、カルデラの中を行く。
イワオトギリ。
(左)シロモノと言われるシラタマノキの実。
(右)こちらはアカモノ、イワハゼの実。
コバノイチヤクソウ。
神秘的な2つの池
(左)御苗代湖。
(右)御釜湖。
(左)ミネザクラ、(右)ミヤマハンノキの実。
クジャクチョウ。
(左)ヒメハナカミキリの仲間、(中)ツヤケシハナカミキリ、(右)ヒメアシナガコガネ。
不動平の近くに、万里の長城を思わせる不思議な火山の遺物、千俵岩が有る。
ミヤマハンショウズルの花と実。
火山礫を踏みしめて薬師岳の登りにかかると、植生が今までとがらっと変わる。
(左)コマクサ。
(右)イワブクロ。
それと、オヤマソバの大群落。
岩陰にイワギキョウの青い花。
不動平から御神坂を下る。このあたりも高山植物の宝庫。
(左)ヨツバシオガマ、(右)エゾシオガマ。
ヤマオダマキ。
タカネツリガネニンジン。
イワテトウキ。
ウメバチソウ。
(左)ダイモンジソウ。
(右)タマガワホトトギス。
オクモジハグマ。
長く厳しい下りを歩いているうちに、日が暮れてくる。
(左)蝶のように飛ぶ巨大な(8cm位)チャマダラエダシャク。
(右)ヒトツメカギバ。
旅の季節便り